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聴覚研究用ヒューマノイドロボット「Hearbo2」デザイン

株式会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン

  Hearbo1のマルチ研究用プラットフォームを意識したデザインと機能から、Hearbo2は頭部に配されたマルチモーダルマイク、ステレオカメラなどの仕様が明確になったため、新たに頭部デザインを行い、また音響特性上の理由から頭部と肩より平面を排除し曲面を用いました。

 

  丸い頭部と2眼から見るものが自ずと表情を想起し感じてしまいます。よって人為的なキャラクター要素の付加は行いません。能面では光や見る者の心情から表情を想起させています。Hearboも静かな造形の中に表情を想起させる要素を最小限取り入れ、受け取る人側の補完能力を活用した表情の想起に成功しました。

​機能、内容物の増量に伴うデザイン変更

Hearbo1とHearbo2を比較し最も変化があったのが、装着デバイスと内容物が大幅に増えた事でした。当初はHearbo1のコンセプトをそのまま踏襲拡大しデザインを試みましたが到底収まる物ではなく新たなスタイルを探す事になったのです。

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頭部デザインの過程

そもそもHearbo1のコンセプトには無かった頭部デザインを決定するまでには混迷を極めました。Hearbo1のデザインを手掛かりに進めてみた物の、余りにも実利的でそこには未来への期待感が薄いことに気が付きました。0ベースでボリュームからスタディを進め、機能性、先進性、未来への期待性、研究促進性などの指針から現在の頭部デザインが導き出されました。

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